18 もし世があなたがたを憎むなら、世はあなたがたよりもわたしを先に憎んだことを知っておきなさい。19もしあなたがたがこの世のものであったなら、世は自分のものを愛したでしょう。しかし、あなたがたは世のものではなく、かえってわたしが世からあなたがたを選び出したのです。それで世はあなたがたを憎むのです。(ヨハネの福音書15章18−19節)
イエスキリストは、この世と神の国との間には明確な隔絶があることを教えます。特に、私たちがキリストを信じる信仰をはっきりと表そうとする時、この世は私たちに対する憎しみや敵対心を明らかにしてきます。しかしその憎しみは、私たちに対するものよりも先に、キリストご自身に向けられたものであることを、キリストは弟子たちに教えました。
キリストは光です。私たち一人一人が神の前に罪人であるように、この世は罪の世界であり、キリストの光はその暗闇を照らします。だからこそこの世は、光であるキリストに敵対するのです。しかし私たちは、恐れてはいけません。キリストの光に自分自身の暗闇が照らされることをよしとする人々が必ずいるからです。かつての私たちもそうであったのではないでしょうか。私自身もかつては、神などという言葉を使う人は心の弱い人であると馬鹿にしていました。キリストに敵対していました。しかしそんな私を、キリストは愛し続け、私の心を開いてくださいました。
私たちはこの世の中で、キリストと共に、キリストを証して歩んでいきたいと思います。