「キリストが与える平安」(ヨハネの福音書14章25−31節)

27 わたしは、あなたがたに平安を残します。わたしは、あなたがたにわたしの平安を与えます。わたしがあなたがたに与えるのは、世が与えるのとは違います。あなたがたは心を騒がしててはなりません。恐れてはなりません。(ヨハネの福音書14章27節)

イエスキリストが十字架に向かうために弟子たちから去っている時が近づいています。その中でキリストは弟子たちを励まし続けました。わたしは平安を残す、この世が与える平安とは異なる平安を与える、心を騒がしてはならない、恐れてはならないと。

私たちはいつも「安心」でいたいと願いますね。どのような時、私たちは「安心」しているのでしょうか。経済的に安定した生活が維持できている、自分がやりたい仕事や勉強ができている、将来に希望があるなど、いろいろあると思います。しかし世の中はどんどん変わっていきます。今安心の拠り所をしていることは、果たしてどこまで続くのでしょうか。

キリストを信じることを通してキリストが私たちに与える平安は、この世が与える平安とは異なります。それは、どのような状況になろうとも、神が主権者としてすべてを支配しておられるという確信から来ると思います。とても神がおられるとは思えない状況であっても、そこには神の意図があり神の計画があって、神がその状況をあえて許しておられるのです。そべての支配者である神との和解をなしてくださったのが、仲介者であるイエスキリストです。そのキリストが与える平安によって、私たちの恐れは取り去られるのです。

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