「愛の共同体」(ヨハネの福音書14章15−24節)

23 イエスは彼に答えられた。「だれでもわたしを愛する人は、わたしのことばを守ります。そうすれば、わたしの父はその人を愛し、わたしたちはその人のところに来て、その人とともに住みます。(ヨハネの福音書14章23節)

今日の聖書箇所では、キリストが弟子たちから去って戻って来られるまで、助け主が与えられることが語られています。そのお方が聖霊なる神です。私たちも、キリストが再び来られるまで、この聖霊に満たされて、この聖霊に導かれて歩むことがとても大切なのです。

また23節にもあるように、キリストは父なる神様との交わりについて強調されています。聖霊なる神様も含めて、私たちは三位一体の神様の交わりに招かれているのです。この23節は、22節で弟子の一人が「イエス様は、弟子たちにはご自分を現そうとするのに、世には現そうとしないのはなぜか」と質問に応えたものです。23節はその直接の答えにはなっていませんが、キリストは何を語ろうとされたのでしょうか。

それは、世に現すのは、教会が愛の共同体として建て上がっていくことなのだということではないでしょうか。キリストの十字架と復活の後、聖霊が来られ教会時代が訪れます。今はその教会の時代です。私たちの使命は、私たち一人一人が三位一体の神との交わりを育み、また主にあってのお互いの交わりを育むことです。これこそ教会が愛の共同体として建て上がっていくことです。そして神が願われることは、この世に対して、この愛の共同体を現すことであると信じています。

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