「一つである父なる神と御子キリスト」(ヨハネの福音書10章22−30節)

30 わたしと父とは一つです。」(ヨハネの福音書10章30節)

イエスキリストの地上生涯は、常に父なる神様のみこころを行うことであり、そして父なる神様の栄光を表すことでした。

25節でイエス様は言われました。「わたしは話しました。しかし、あなたがたは信じないのです。わたしが父の御名におって行うわざが、わたしについて証言しています。」イエス様は数多くの奇跡の御業をされましたが、ご自分からしたものではなく、常に父なる神様のみこころに沿って、父なる神様の御名によって行ったものです。

また29節でイエス様は言われました。「29 わたしに彼らをお与えになった父は、すべてにまさって偉大です。だれもわたしの父の御手から彼らを奪い去ることはできません。」イエスキリストを信じる者はイエスキリストのものになりましたが、それは父なる神様が御子キリストに与えたものであるからだと述べています。つまりイエスキリストを信じるものは、キリストのものであると同時に父なる神様のものです。そして誰もキリストのものである者たちを奪えませんが、それは同時に誰も彼らを父なる神様から奪えないということです。

イエス様は「わたしを父とは一つです」と言われましたが、これはイエス様の神性宣言でもあります。父なる神様と御子キリストは別人格でありながら、全く一つとなっているのです。そしてイエスキリストを信じる者は、この一つとなっている父なる神と御子キリストとの愛の関係の招かれたのです。永遠のいのちが与えられるとは、まさにこのことです。この愛の関係に招かれたイエスキリストを信じる者を、誰も奪うことはできません。

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