「父のみこころのとおりに」(ヨハネの福音書18章1―14節)

3 そこで、ユダは一隊の兵士と、祭司長、パリサイ人たちから送られた役人たちを引き連れて、ともしびとたいまつと武器を持って、そこに来た。4 イエスは自分の身に起ころうとするすべてのことを知っておられたので、出て来て、「だれを捜すのか」と彼らに言われた。5 彼らは、「ナザレ人イエスを」と答えた。イエスは彼らに「それはわたしです」と言われた。イエスを裏切ろうとしていたユダも彼らといっしょに立っていた。(ヨハネの福音書18章3―5節)

イエスキリストは父なる神様に祈りを捧げたあと、弟子たちと一緒に出かけていきました。4節にあるように、キリストはこれから起ころうとしていることを全てご存知でした。弟子の一人であるユダに裏切られること、逮捕されること、不当な裁判にかけられること、鞭打たれること、人々から罵られること、いばらの冠を被せられること、傷つけられ、苦しめられ、そして十字架で死なれること、キリストは全てご存知であったのです。

もし私たちが、これからほんの少しの苦しみであっても、それが起こることがわかっていたら、何とかそれを回避しようとすることでしょう。しかしキリストは、父のみこころである十字架への道をまっすぐに進んで行ったのです。キリストは父なる神様を愛するゆえに、そして私たちを罪から救うために、父のみこころから逃げることなく、十字架への道をまっすぐに進んでくださったのです。

このキリストの愛のゆえに、私たちの罪は完全に赦されました。そして今私たちは、このキリストの愛に応えて、歩んでいくことが求められているのです。

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