34 しかし、兵士のうちのひとりがイエスのわき腹を槍で突き刺した。すると、ただちに血と水が出て来た。35 それを目撃した者があかしをしているのである。そのあかしは真実である。その人が、あなたがたにも信じさせるために、真実を話すということをよく知っているのである。(ヨハネの福音書19章34―35節)
イエスキリストが十字架上で死なれた後、兵士のひとりがイエスのわき腹を槍で突き刺しました。そうすると、そのからだから血と水が出て来ました。それを目撃した者とは、このヨハネの福音書の著者であるヨハネです。そしてヨハネは自分が目撃したことが真実であることをとても強調しています。
からだから血と水が出て来たということは、キリストが確かに肉体を持っていたということの証拠です。しかしヨハネがこの福音書を書き記す時代には、グノーシス主義という教えが蔓延っていました。そしてそのグノーシス主義により、イエスキリストは実際には肉体を持っていなかったと主張するものが現れていたのです。
グノーシス主義は、霊は善であり、肉体は悪であると主張しました。しかし聖書には、そのような主張の根拠はありません。神様は私たちにからだを与えました。最初に神が人間を創造されたとき、それはすべてが良いものであったのです。確かに罪が入った時に、私たちのからだは罪に支配されるものとなりました。しかしからだ自体が悪であるということではありません。
聖書は「あなたがたのからだを、神に受け入れられる、聖い、生きた供え物としてささげなさい」と言っています。私たちは自分のからだを用いて、全身全霊で神様を礼拝していくものになったのです。そしてキリストを信じる者には、いずれ新しいからだが与えられます。それは栄光のからだです。もはや罪とは関係ない、罪を犯すことがないからだです。
キリストが肉体をとってくださったことの重要性をもう一度覚えたいと思います。