58 イエスは彼らに言われた。「まことに、まことに、あなたがたに告げます。アブラハムが生まれる前から、わたしはいるのです。」(ヨハネの福音書8章58節)
ヨハネの福音書8章30節で、「多くの者がイエスを信じた」とあります。しかしその後のイエス様とのやりとりの中で彼らは、「あなたはサマリヤ人で、悪霊につかれている」(48節)と言い、さらには「石をとって投げつけようと」(59節)さえしたのです。彼らは信じたと言ってもそれは表面的なものであり、イエスキリストとの真の関係を築くまでには至っていなかったのです。
イエス様は31節で言われました。「もしあなたがたが、わたしのことばにとどまるなら、あなたがたはほんとうにわたしの弟子です。」イエスキリストのことばにとどまっているかどうかが、真にイエスキリストとの関係があるかを図る鍵なのです。
ユダヤ人たちはアブラハムは自分たちの父であると言い、アブラハムを誇り、また自分たちを誇っていました。その誇りが、彼らがイエスキリストとの関係を築くことを妨げていたということができます。「まことに、まことに、あなたがたに告げます。アブラハムが生まれる前から、わたしはいるのです。」イエスキリストは永遠におられる神の御子であられるお方です。